2017年1月2日月曜日

etrex 30x 日本語化

自転車用のナビとして、GARMINのetrexを使おうとういのは早い段階で決めていたのですが、30xjという日本語版は地図を含めると8万円近くなってしまい、とにかくお高い。

他メーカーから2万円台の自転車専用ナビも出ていますが、地図が更新できなかったり有料だったり、充電式電池仕様だったりと、自分の条件をクリアしないものばかりです。



結局、行き着いたのは30xという英語版で、こちらは2万円少々で手に入ります。その代わり、このままでは、当たり前ですがメニューは英語、日本地図は英語表記となってしまいます。

ちなみに、このetrexシリーズは自転車用のハンディGPSではありません。基本的には登山用です。でも自転車用としても使えます。

ついでに、液晶保護フィルムと自転車用のハンドルバーマウントというパーツも購入。アマゾンで別々に注文したのですが、結局全部元日に到着しました。




まずは、液晶保護フィルムを張りました。一箇所埃が入ってしまいましたが、まぁうまく貼れた方だと思います。




本体内のファイルを全てバックアップの後、あるファイルをひとつ置き換えて、さらに日本語用のフォントファイルを追加すると、言語から「Japanese」選べるようになります。詳しいセットアップ方法は「etrex 30x 日本語化」などで検索すると多数ヒットしますが、だいたい次のような感じです。
※以降に記載した手順は自分に対する覚え書き用なので、読み飛ばしていただいて結構です。
※各ファイルの入手元は、変わる可能性があるのであえて記載していません。

1.メニューの日本語化
(1) etrex 30x内ファイルのバックアップ(全部で3GB少々)
 →USB転送速度のせいなのか、本体メモリのアクセス性能のせいなのか1時間以上かかります。

(2) 006-D0952-06.binの置き換えファイル準備
・nuvi200_TWN_v460.exeを入手
・nuvi200_TWN_v460.zipにリネームし、圧縮ファイル内の
 nuvi200_TWN_v460\nuvi200_TWN\Garmin\ExtDataの下から「006-D1053-64.bin」を取り出す
・「006-D1053-64.bin」を「006-D0952-06.bin」にリネーム

(3) Japanese.gttの準備
・etrex20_30J_250.zipを入手
・圧縮ファイル内から「Japanese.gtt」を取り出す

(4) Japanese.gttの編集
・<hdr>タグ内
 「<desc>日本語</desc>」部分を「<desc>Japanese</desc>」に変更
 「<pnum>006-D3743-02</pnum>」部分を「<pnum>006-D3743-99</pnum>」に変更

(5) 更新ファイルの格納
・etrex 30xをUSBケーブルでパソコンに接続
・(2)で準備した「006-D0952-06.bin」をetrex 30x内のGarmin\ExtDataの下に上書きコピー
・(4)で準備した「Japanese.gtt」をetrex 30x内のGarmin\textの下にコピー
 



etrex 30xをパソコンから取り外して電源を入れるとこの通り、メニューが日本語化されています。地図は買うと高いので「OSM」というフリーで配布されている地図データを使います。等高線などの情報量は製品版より劣るので登山に使うにはリスクがあるかもしれませんが、新しい道路などに対応した最新版に更新するのも無料ですので、自転車用のナビとしては、むしろ「OSM」の方が使い勝手がよいと思います。

30xで「OSM」を認識させるためには、一度ファームウェアをダウングレードさせる必要があり、その後、最新のファームウェアに更新するという手間がかかってしまいます。作業はだいたい次の通りです。

2.フリーマップの導入 
(1) 旧ファームウェアにダウングレード
・eTrex20x_30x_Webupdater__106.gcdを入手
・「eTrex20x_30x_Webupdater__106.gcd」を「gupdate.gcd」にリネーム
・etrex 30xをUSBケーブルでパソコンに接続し、etrex 30x内のGarminの下にコピー
・etrex 30xをパソコンから取り外して電源を入れる
 →ファームウェアの更新が始まります。

(2) OSMの格納
・osm_JP_UTF8_cont_161227.zipを入手し、圧縮ファイル内の「gmapsupp.img」を取り出す
・microSDカード内に「Garmin」フォルダーを作成
・「gmapsupp.img」をmicroSDカード内の「Garmin」下にコピー




というわけで、さっそくOSMの地図を見てみますが、縮尺が広域の場合は地名がローマ字表記となっており、認識失敗と思ったのですが、




縮尺を詳細方向に拡大していくと、ちゃんと地名やランドマークが日本語表記となっています。ここまでできたら、ファームウェアを最新にしても大丈夫です。

3.最新ファームウェアへアップグレード
(1) ファームウェア更新ソフト準備
・WebUpdater_WindowsXPSP3andnewer__256.exe入手し、実行
 →WindowsパソコンにWebUpdaterがインストールされます。

(2) 最新ファームウェアへの更新
・etrex 30xをUSBケーブルでパソコンに接続
・WebUpdaterを起動し、デバイスを認識させる
・アプリのメッセージに従い、ファームウェアを更新
・etrex 30xをパソコンから取り外して電源を入れる
 →ファームウェアの更新が始まります。

以上で、etrex 30xのメニュー日本語化と無料の日本語表記地図導入は完了です

このetrexシリーズは単3乾電池での長時間駆動を目指してるためか、地図スクロールなど処理速度が思ったほど速くないですし、画面も今時2.2インチとかなり小さく、スマホでのグーグルマップなどのような操作性は期待できないので、3万円以上出すのはちょっともったいないなぁというのが正直なところです。

ただし、それなりにセットアップ作業が面倒なので、予算に余裕がある方は素直に日本語版に日本語地図がセットされた8万円近くのモデルを選ぶのもありかとは思います。

長くなってしまったので、自転車への搭載は次の記事に記載します。



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