2018年3月17日土曜日

トルクレンチ

自転車を車に積むためにサドルを外さないといけないかもということで、そのためにわざわざ使いにくい携帯工具を取り出すのも面倒なので、これを機会にトルクレンチを購入しました。実は車載ベースの記事に書いた通り、サドルを外さなくても車に積むことができたのですが。。。


BIKE HAND トルクレンチセットです。2~24N・mまで調整可能です。
割と立派なケースに入っています。蓋のロック部分は金属でしっかりしています。



自転車用ということで、3mm、4mm、5mm、6mm、8mmの六角レンチヘッドとT20、T25、T30のヘッドがセットになっています。



レンチの長さは約21cm。携帯用ではないのでやや大きめですが操作性は良好です。
柄の部分を回して設定したトルクになるとカチッと音がしてそれ以上のトルクでは締まらないようにできています。

車のホイールナット用ラチェットレンチセットを持っているのですが、そちらと使い方はほとんど同じです。

ちなみにトレックの説明書によるとシートクランプボルトは5mmの場合4.5~6.8N・mまで絞めるということになっていました。


 例えば5N・mで絞める場合は、黒いグリップを回して赤い指針が4と6の間になるように合わせます。奇数は目盛りが無いので正確にはできません。



ちょっと変わっているなぁと思ったのが、交換ビットの取り付け方です。
ヘッド中央の丸いボタンのようなもの(まさにボタンなのですが。。。)を押すことでビットを付けたり外したりできるようになっています。



 差し込み側は通常、写真のようになっています。



後ろから先ほどのボタンを押すと差し込み側先端から少し金属が出てくるのですが、写真で分かりますでしょうか。そうすると沈まないよう固定されていた差し込み側上部の金属ボールが押せば沈むようになります。



仮にボタンを押さずにビットを差し込むと、このように途中までしか入りません。力を込めて押しても入りません。壊れると思うので無理やり押し込んだり叩いたりしてはいけません。



後ろのボタンを押したうえでビットを差し込むとすんなり装着できます。ボタンを離すと先ほどの金属ボールが出た状態で固定されるようです。当然この状態ではどんなに力を込めて抜き取ろうとしてもびくともしません。外すときは 再度後ろのボタンを押した状態でビットを抜きます。

さっそく5mmのビットを装着してシートクランプボルト締めてみて、まずは4N・mでの動作テストをしてみましたが、カチッと音がしてヘッド部がカクンと少しだけ傾いて規定トルクになったのが分かるようになっていました。説明書にも書いてありますが、このヘッドが傾いた状態のままレンチを回し続けると規定トルク以上の力がかかるようなので注意が必要です。

続いてトレック指定の値に従い、5N・m程度で絞めようと思います。先ほどのテストで4N・m以上で締まっていることは確かなのですが、現在はおそらく手先の勘だけで絞めてあったはずなので、どの程度のトルクで絞めてあるかは定かではありません。結果は少しだけボルトが回ったところカチッと音がしました。おそらく4.5N・m程度で締まっていたものと思われます。

あまり高精度なトルク管理はできませんが、Amazonで4000円程度のものにしてはよくできているという印象です。手先の勘を頼りに締め付けるよりはマシだと思いました。

自転車がアルミフレームなので、実は手先の勘で絞めても何ら問題ないのかしれませんけどね。

車載ベース


もし自転車を車に積めたなら、もっと遠くの色々な地点をベースにサイクリングを楽しむことができるのになぁ(←仮定法過去)と常々思っていたのですが、ようやく車載ベースを購入しました。

車がミラカスタムという軽自動車の中でも車室内が狭いタイプなので、荷室寸法を測ってみたりベース無しで車に自転車を積んでみたりと検討していたのですが、どうやらサドルを外せば積めそうというのが分かったというわけなのです。



買ったのはミノウラのVERGO TF-1という自転車1台用のやつです。
ついでにホイールサポートとかいうオプション品も同時に購入しました。



幅660mmとのことで、御覧のとおりコンパクトです。



まずは部屋で試着。いい感じにまとまりますね。
ホイールサポートがあるので、外した前輪が倒れたりゴロゴロしなくていいです。



サドルを外さなくてもあっさり載りました。左側の後部座席ヘッドレストを抜いたので、その分数cmですが事前測定の時よりも床面が下がったからです。



まぁ、それでも天井ギリギリですが。



後輪を前座席との隙間に落とし込めば、自転車の上下を多少調整できるのですが、あまり下げすぎるとフロントギヤが下に当たってしまうので、ギヤの保護を優先したセッティングとしています。



車載ベースの前後位置は、今は車の窓に当たらない程度まで後方に置いています。
後部座席自体を少しだけ後ろにスライドさせるか、車載ベースをもう少し車の前方に移動すれば、自転車の後輪が前座席との隙間に少し落ちて、その分サドルと天井の間が空き、ギヤと床の間が狭まるという具合です。



TF-1は幅が狭く横揺れに対して強くないので、タイダウンベルトなどでしっかり固定してくださいと説明書に書いてありました。
引っ越しの時用にホームセンターで買ってあったベルトが役に立ちます。
※5mは長すぎ。しかも2つもいらないです。でも丈夫そうな割に一番安かったのです。



ミラカスタムには荷室フックが無いのですが、後部座席後ろにフックとして使えそうなそれなりにしっかりした金属部分を発見しました。左右にあるのでここを使います。



こんな感じでSフックをかけます。



ベルトを自転車のトップチューブに巻き付けたあと、写真のようにラチェットに通します。



このベルトは5mと長すぎ(2回目)なので、ゆるくテンションがかかる程度までベルトを引っ張ります。その後、黒いラチェットレバーをガチガチ動かせば、ベルトが巻き付いていきテンションがかかっていきます。しっかり固定といってもテンションかけ過ぎは他の部分に負荷がかかるのでほどほどに。



こんな感じで完成。ベルトが5mと長すぎ(3回目 笑)なのでとぐろを巻いています。あとで実際に車を動かして走行時のテストもしてみます。
タイダウンベルトを使うことで、左右方向に加え上方向も固定されるので、走行振動時のサドルと天井の接触も軽減されるはずです。

それにしても、これはどう見ても2台の自転車は積めません。完全にお一人様専用です。

車輪を付けたままの自転車2台と人がドライバーと合わせて2名乗れるウェイクって軽自動車は何者なんですかね。今度買い替えるときはウェイクにしようかな。笑

写真提供:ダイハツ

ということで、通販で購入したトルクレンチ受け取りのために先ほど近所のローソンまで車で行ったついでに走行中の車載状態確認をしてきました。

ルームミラー越しに映った自転車のせいで若干後方視界が悪くなっている以外は、固定状態など問題なさそうでした。
ただ、リクライニングを前に倒した助手席のヘッドレストで左ドアミラーが全く見えないことが判明。これは助手席のヘッドレスト外すことで即解決しました。