2017年4月29日土曜日

etrex 30x OSMアップデート

etrex 30xに入れたフリーのOSMを最新にアップデートする方法です。


いくつか方法があるのですが、「ファームウェアをダウングレードしてから認識させる方法」については、以前の記事「etrex 30x 日本語化」に書きました。

今回は「地図ファイルを加工してから認識させる方法」 についての覚書です。

内容に入る前に、それぞれの特徴を整理しておきます。

・ファームウェアをダウングレードしてから認識させる方法
 地図更新の度にファームダウン→地図認識→ファームアップが必要
 欠点:設定がいろいろとリセットされてしまう。

・ 地図ファイルを加工してから認識させる方法
 地図更新の度に地図ファイル加工→地図認識→地図ファイルの置き換えが必要
 欠点:バイナリエディタを使った加工が必要。

ファームアップ後に好みの設定に戻す手間を考えると、バイナリエディタを使った加工の方が楽なので、現在はこちらに落ち着いています。

 (1) 最新ファイルの入手
   https://osm-for-garmin.org/downloads/

  ・日本ー等高線有ーUTF8を選択しダウンロード
  ・圧縮ファイル内のgmapsupp.imgを取り出す

 (2) ダミーファイル作成
  ・gmapsupp.imgをgmapsupp.orgにリネーム
  ・gmapsupp.orgをコピーしてgmapsupp.imgを作成
  ・gmapsupp.imgをバイナリエディタ(例:BinaryEditor Stirling)で開く
  ・「E9FD13000480」を「A40313000480」に全置換
   →ユニコードをシフトJISに変えている

 (3) ダミーファイルの転送
  ・microSDをetrex30xから取り出し、カードリーダ(USB2.0以上の規格)経由で接続
  ・gmapsupp.orgと(2)で編集したgmapsupp.imgをmicroSDカード内のGarmin下にコピー
  ・microSDをPCから取り外し、etrex30xに装着

 (4) OSMの認識
  ・etrex30xの電源を入れる
  ・地図を表示(gmapsupp.imgを使用すると文字が表示されない地図となる)
   →屋外などでGPSを捕捉させないと、現在地付近の地図が表示されない
  ・etrex30xの電源を切る

  ・etrex30xをPCに接続し、gmapsupp.imgを削除
  ・gmapsupp.orgをgmapsupp.imgにリネーム
  ・etrex30xをPCから取り外す

  ・etrex30xの電源を入れる
  ・地図を表示(UTF8の地図が表示され、地名などの文字が表示されるようになる)

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